出演者紹介14 大田雄史

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「交響劇 河童×コッペリア」に出演していただく役者の皆さんは、座組の中でどう見られているのか!?
他己紹介形式でお送りする「出演者紹介」。第十四回は、大田雄史さんをご紹介します!
今回の紹介文は、たにかわはるさんによるものです。

 

【お名前】
大田雄史(芝熊 【shiba-kuma】)

【今回の役】
久米:アイドル「コッペリア」の熱狂的なファン。冴えない中年男性。

【紹介文】
久米さんの紹介をします。
久米さんは、主人公・翼のオタク友達です。
なんのオタクかといいますと、アイドルのオタクです。
溢れ出るサラリーマン感で舞台に現実味をマシマシしてくれます。
意外に眼光が鋭いところがまた素敵です。

【好きな台詞】
「がんばれ!おじさんは応援してるぞ!」

久米さんは酔っ払います。
とても酔っ払って、翼に絡みます。
とてもおじさんです。
私はこのシーンの久米さんが好きです。
必見です。

【演出・キャンディ江口から一言】
大田君と最初に出会ったのは、夢ノ島企画の「ウチハソバヤジャナイ」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作)を観劇した折です。独特な濃い存在感に魅了され、すぐさまオファー。前回舞台公演「贋作イワンのばか」にご出演いただく運びとなりました。僕が思っていた以上に繊細な感情表現を得意としており、引き続き今回ご出演いただけたことは僥倖です。
彼の魅力は「台本を読み込み、自分の中で膨らませる力」に長けていることです。彼と出口明氏の共作脚本が、昨年の劇作家協会新人戯曲賞を受賞するなど、彼自身、優秀な脚本家・演出家でもあります。その外的な視点で練り上げたプランを、しかし舞台の上では役に没頭しながら表現できることは、大変稀有な才能と思います。
今回、彼には「人間」の役をやって頂いています。河童たちが大勢出てくる中で、彼はどこまでも「人間」です。舞台上で表現される、人間の強さや弱さについての葛藤をお楽しみいただければ幸いです。

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