出演者紹介10 岡田祐奈

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「交響劇 河童×コッペリア」に出演していただく役者の皆さんは、座組の中でどう見られているのか!?
他己紹介形式でお送りする「出演者紹介」。第十回は、岡田祐奈さんをご紹介します!
今回の紹介文は、大休寺一磨さんによるものです。

 

【お名前】
岡田祐奈

【今回の役】
ペップ:河童の国の行政事務を取りしきる雌官僚。市長の秘書的存在。

【紹介文】
彼女は、稽古場では、「おかぱん」というあだ名で親しまれる男前な女性です。
どうにも所作が男前になってしまう部分があります。陰か陽かで言うと、陽です。

本作中の役柄としては、彼女は、河童世界の権力者ロッペの秘書ペップを演じます。この辺りは原作にはあ
りません。
この河童世界の生物は、ある理由によって、欲望の向くままに生きる事が殆どです。
私、大休寺が演じるロッペは、河童の中でも随一の快楽主義者なのですが、ロッペの秘書たる彼女はその正反対の様にも見えます。
欲望に忠実な河童世界でありながら、彼女だけが規範に従って生きているようにも見えます。
彼女にとって、規範に従う、もしく従わせようという事自体が欲望なのか、または別の何かなのか。
なかなか面白い役をされております。
役者の彼女自身もまた面白い方ですので、きっと良い役にして下さると思います。

【好きな台詞】
「ロッペ市長!!!!!入ります!!!!!!!」

【演出・キャンディ江口から一言】
彼女との出会いは知人の出演している芝居を観劇した折でした。職場における嫌みな同僚をリアリティたっぷりの芝居で熱演されており、その後、コント公演「極上ヴァージン♪」に出演していただく幸運に恵まれました。今回は約二年ぶりにオファーを快諾いただいた次第です。
彼女は「ヒーローになりたい」と公言している通り、とても男前な女性です。しかし、一方で女性らしい繊細な心遣いも備えており、「男前というのは、がさつだということでない」と気づかされます。芝居の基礎もしっかりしており、動きも発声も芝居も器用で、本公演を「縁の下の力持ち」として支えてくれています。本当に男前です。
今回は、ロッペ市長の秘書的立ち位置の雌官僚に挑戦していただいています。冷たく事務的でありながらパワフルという、一見相反するキャラを熱演してくれていますので、劇場にてその雄姿をお楽しみください。

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