直木賞作家・今村翔吾さんからのメッセージ

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突き詰めれば、人は飯を食らい、眠りさえすれば生きていけるはずだ。それなのに何故、人は本を読むのか。そこに日常にはない風景に出逢えるから。いや、その時に出逢っているのは、自身さえ知り得なかった新たな自分なのかもしれない。
そのような文学への入口は多くて良い。様々であってよいと思う。一場面を描いた絵画からでも、作品を想って紡がれた曲からでも、そして、舞台演劇という表現方法からでも。
この舞台を見終えた時、文学に興味を持つ方も多いかもしれない。また一冊の本を読み終えた時のように、未だ見ぬ自分に出逢えるかもしれない。

今村翔吾

 

(Profile)

1984年京都府生まれ。滋賀県在住。
ダンスインストラクター、作曲家、守山市埋蔵文化財調査員を経て作家デビュー。
「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞。(「童神」は『童の神』と改題/角川春樹事務所)。
第160回直木賞候補(2018年下半期)にもなった。
2020年『八本目の槍』(新潮社)で第41回吉川英治文学新人賞、第8回野村胡堂文学賞受賞。
『じんかん』(講談社)で第163回直木賞候補、第11回山田風太郎賞 受賞。
2021年 『羽州ぼろ鳶組シリーズ』(祥伝社)で第6回吉川英治文庫賞受賞。
2022年『塞王の楯』(集英社)で第166回直木三十五賞受賞。
また、講演・テレビなどに出演するほか、2021年11月には大阪府箕面市にある書店を事業承継し『きのしたブックセンター』の書店経営を行う。2023年12月にはJR九州佐賀駅内に新たに新規で書店を出店。店名は「佐賀之書店」(サガノショテン)という。
また、これまでのお礼を伝えるため「今村翔吾のまつり旅」と称し2022年5月より4カ月間かけ全国の書店や学校を行脚した。
TBS報道番組(JNN系列)『Nスタ』、ABC朝日放送『newsおかえり』レギュラーコメンテーター、出演中。
また、初の冠番組『今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて』(ABCラジオ)がスタート

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