出演者紹介18 眞鍋愛梨

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「交響劇 河童×コッペリア」に出演していただく役者の皆さんは、座組の中でどう見られているのか!?
他己紹介形式でお送りする「出演者紹介」。第十八回は、眞鍋愛梨さんをご紹介します!
今回の紹介文はタローさんによるものです。

 

【お名前】
眞鍋愛梨(team.ごせんぷ)

【今回の役】
コッペリア:アイドル。決して笑顔を見せない。しかし、河童の世界では……

【紹介文】
タイトルの一部にもなっている「コッペリア」さんです!
彼女は、私(コッペリウス博士)の作り上げた精巧なる自動人形でございます。
ただ飾られているだけの人形ではない彼女は、自ら動き、喋り、踊り、そして歌います。

コッペリウス博士の思う完璧な「あの人」に必要なものを全て注ぎ込んだコッペリアは、文字通り「博士の全て」です。
不完全な人間が全てをかけて「完全なもの」作ろうとして、出来上がるものはどんな存在なんでしょう。
その人をその人たらしめる決定的な本質って何なんでしょう。僕にもまだわかりません。
どうぞステージに現れたコッペリアをみて、それぞれの答えを持って帰っていただきたいと思います。

【好きな台詞】
台詞という言葉には「言葉」だけでなく、「動き」のことも含まれているそうです。
コッペリアは、歌ったり話したりできる人形なので、当然「言葉」の方の台詞もあるのですが、人の似姿として作られたコッペリアについては、その「所作」に注目して欲しいな思います。
彼女が彼女であるからこそ見せる身体の運び、そして笑顔が好きな「台詞」です。

【演出・キャンディ江口から一言】
愛梨とは、一昨年に客演した舞台の共演者として出会いました。幼少よりバレエを習い、コンテンポラリーダンスに進んだ彼女は、色々な座組において「振付」を担当する身体表現のエキスパートです。今回、バレエ作品である「コッペリア」が主題のひとつであることから、真っ先にオファーをかけた一人でした。
彼女の魅力は、「しなやかさ」という言葉がよく似合います。身体的なしなやかさに加え、お芝居自体もとても柔軟で、例えば「もっとこうして欲しい」というオーダーを出すと、彼女はすぐさま要求に応えた芝居を返してくれます。僕は「演技的な反射神経」と呼んでいますが、どこからも必要とされる役者になるためには、極めて重要な素養であると思います。
今回はメインタイトルの一つ「コッペリア」の役に挑戦していただいています。台詞よりも、身体的表現や表情での芝居が多く、難しい役どころです。しかし、彼女の踊る様は本作の重要な見せ場。ストイックに作り上げています。ぜひご期待いただきたいと思います。

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